高宮画廊 コンセプト

1861年 蕃書調書に画学局が設置され、川上冬崖や前田又四郎が教官となってから140年の歳月が流れた今日、振り返ってみると人々が忘れかけていても日本の洋画史に重要な位置を占め石垣のひとうになってきた作家たちの存在があります。

 

 絵画が持つ温かみ、そして喜怒哀楽それら人の心を表した数々の名品が存在しているのにかかわらず、名前が忘れられることによりこれらの作品も人前に出ることが少なくなっているのが現状です。

 

 特に昭和30年(1955年)までのものにそんな作品が多数有るようです。大家に遜色なく、絵に思いをかけてこられた今は亡き先達そして現在も同じ思いで流行から外れたところにいる作家たち。そんな人たちの作品もジャンルにとらわれずに少しでも多く紹介が出来れば と思っています。

 

店主 高宮剛一